この記事では大酒呑み(毎日約3合飲む)30代後半女性がダイエットのため1か月、時に2か月、3か月に渡る複数回の禁酒体験を通して感じた禁酒のメリットデメリットを紹介します。
ダイエットのための緩い禁酒も、アルコール依存症への不安で禁酒を考えている方にも参考になる内容になっていますよ。
※途中で使用している参考画像や実体験の詳しいレポへのリンクは最後の方にまとめて置いておきます。
禁酒・休肝日するメリット
休肝日はともかく、今後一切の禁酒を考えるほどの酒飲みは「今日は飲まないって決めてたけど○○(お祝い、おいしいおつまみがある)だから…」と、結果的に飲んでしまうことがありませんか?
わたしの場合は、SNSの投稿もあり飲酒が義務化(習慣化)していたので、禁酒や長期休肝日を決めて「飲まなくても良いんだ」とホッとした気持ちもありました。
禁酒・休肝日を決める最初のメリットは、お酒を飲むことから解放されることです。
そして、次に起こったのは体型の変化。
その次にお金の流れの変化。
さらには時間と気持ちの余裕に大きな変化がありました。
お酒をやめたら3日で痩せた
まず、禁酒のメリットとしてよく挙げられている「お酒をやめると痩せる」
これは本当です。
わたしの場合は、休肝日をはじめて約3日で2~3キロ落ちます。
左は休肝日前、右は休肝日から約1週間後の画像です。
初めの3日でむくみが落ち、そこから約1週間は変化なし。その後、緩やかに体重が減りました。
わたしは食べながら飲むタイプなので〆の炭水化物など食べ物によるむくみもあると思いますが、水分の摂取量やおつまみに関わらず、アルコール自体もむくみの原因になります。
アルコール類を飲み過ぎると血液中のアルコール濃度が高くなって血管が拡張し、静脈やリンパによる水分の処理が間に合わず、むくみが生じやすくなります。特に夜は、横になって寝ている間に顔の方に水分がたまるため、朝起きたときに顔やまぶたが腫れやすくなります。
https://www.tokushima.med.or.jp/kenmin/doctorcolumn/hc/166-4039
これ以外にも、禁酒・長期休肝日はむくみの原因がなくなるだけでなく、様々なダイエット効果があります。
これについては、時系列に沿って感じた他のメリットを挟んでまた詳しく書きますね。
お金が貯まる
わたしが自宅で飲むのは日本酒やワインがメイン。缶ビール一やチューハイもよく飲みます。
安いお酒を飲んだり少量で済む日もありますが、居酒屋に行く日もあり大きな出費に…
しかし、お酒を休むとお財布からお金が無くならない!
1か月におろすお金の回数が明らかに少なく、「お酒をやめるとこんなにお金を使わないんだ!」と驚きました。
朝の目覚めが良くなり運動量が増えた
今まで寝ている間も食べ物の消化やアルコール分解で忙しかった体がしっかり休めるようになったためか、目覚めよく朝から活動的に。
(5時に起きて干物をつくるほどでした)
時間がない、怠いからシャワーでいいやということがなくなり、入浴時間も増えました。
入浴はむくみ解消に効果的で、わたしの場合はしっかり汗をかくと1kg前後キロ落ちます。猫背気味で座ってばかりでむくみやすいためか、特にお腹周りがスッキリ!
これについて書いた記事は最後でご案内しています。
自由な時間が増える
ブログに関する作業はわたしにとって1番やりたいコトで、幸せで有意義な時間です。
でも、お酒を飲んでいたときには二日酔いで昼頃まで寝ていることも多く(家族に朝食を出し送り出してから2度寝)、3~5時間の晩酌も譲れない。
入浴や家事の時間を削ってブログ作業に費やしていました。
禁酒してからもしばらくは「出かけるとブログ書く時間がなくなる」と家にこもっていましたが、気付くと毎日のように1日12時間くらい書いている。
晩酌中の約5時間と朝の怠かった時間をパソコン作業に使えるようになったんだと気付きます。
10時間ブログを書いても、まだランチに出掛ける余裕がある。
さらに、お酒を飲まなくなったことでSNSへの投稿が自然と減り、
あっという間に1日が終わってしまう
何もできない
何も残せない
そんな焦りや不自由さがなくなり、時間の余裕と共に心の余裕ができました。
ダイエットがラクになった
お酒を飲んだほうが代謝が上がって痩せやすいのでは?
お酒のはエンプティカロリーだから吸収されないのでは?
なんて考えたこともありましたが、アルコールのエンプティカロリーというのはカンタンに言うと カロリーはあるのに栄養素は少ない(砂糖や油のような)ということです。
カロリーは確実に吸収されているし、代謝を上げるために摂るには高カロリーすぎます。
また、二日酔い防止や健康のためには食べることも必要。特にわたしは食べながら飲むタイプなので、酒量にあわせてけっこうな量のおつまみを準備します。
これだけ出しても、酔うとおつまみや〆の炭水化物を追加して食べてしまいます。
わたしは1日の摂取カロリー1日1500kcal以内でようやく痩せられるか?というくらい。
そのため朝昼は控えめに…
温泉卵入りのぶっかけうどんは約350kcal。
これと晩酌で1日の食事は終わりです。
夜の晩酌を豪華に栄養価を高くするため朝昼を断食することも多かったです。
▼夜 1食生活
ただ、夜にたくさん食べるとむくみがひどいし目覚めが悪い…
しかし、お酒を飲まなければ…
▼朝
まんじゅうとコーヒー約100kcal
▼昼
ノンアルビール40kcal、油麩丼と味噌汁約500kcal
朝も昼も食べたいものが食べられました!
▼ノンアルで晩酌
ぬか漬け、湯葉とクリームチーズわさび醤油和え、カツオの刺身、玉子焼き、リンゴ、ノンアルビールで約600kcal
これだけ食べても1日の計は約1250kcalです。
朝もむくみなく体が軽い!
さらに今までアルコール分解の際に、中性脂肪の合成がすすみ、太りやすかった体にも変化が。
アルコールを飲むと、肝臓でアルコールが代謝されます。ただし、大量のアルコールを飲むと、その代謝に伴って、肝臓での中性脂肪の合成が進み、必要以上に中性脂肪が作られてしまうのです。
https://brand.taisho.co.jp/epadel-t/column/002/
お酒のために1日1食か2食で済ませてきたわたしにとって、お酒を飲まないカロリー制限ダイエットは驚くほど簡単でした。
次に、休肝日前と1か月の顔の変化画像を上げます。
肌がキレイになった
「水分が蒸発する!」と不安になるほど顔がほてることもなくなり、お肌に透明感が出て、赤みの強いニキビ跡やクスミが気にならなくなりました。
時間と心に余裕ができたことで、自然とスキンケアもするように。
▼休肝日1か月の変化
左が休肝日開始時、右が休肝日4週間目終了後。1週間毎の変化です。
休肝日をして自然と体重が落ちたこともありますが(週1くらいで飲み会or家で飲んでいました)、痩せただけでなく、肌調子も化粧ノリも良くなりました。
ちなみに、禁酒・休肝日の際にはノンアルコールで晩酌するのがおすすめです!
端的に言うと「晩酌中のおつまみや行為(テレビを観るなど)はそのままで、ノンアルに置き換えると休肝日とダイエットがラクになる」という理由からです。
\おすすめのノンアルビール/
参考価格:330ml×24本入り2540円(送料込)
妊娠時や禁酒時に飲んでいた麦芽とホップのみのビールからアルコールを除去したドイツのノンアルコールビールを、今では休肝日や酒量調整のため常備してます。
飲んでいると酔っぱらってくる気がするくらい本格的な味わい。
わたしの飲酒量1日3合約550kcalをノンアルビール2本に置き変えると摂取カロリーは470kcal減!
お酒をこれに切り替えるだけで月約14,000kcal=2kg減る計算です。
\おすすめのノンアルチューハイ/
参考価格:2,870円(送料税込)
こちらは0kcal
焼酎からアルコール分だけを取り除いた「焼酎由来の旨味」が凝縮されたエキスが配合されているそうで、ただのジュースにはないお酒感がありレモン多めのレモンサワーが再現されています。
個人的にはコレが最もチューハイっぽいと感じます。
楽天市場/Yahoo!ショッピング/Amazonでは、ノンアルコールカクテルの詰め合わせセットなども販売されているのでチェックしてみてくださいね。
置き換えの重要性について、詳しくは終わりの方にリンクを置いておくので気が向いたら読んでみてください。
ムダな時間が判断力をアップさせる
長期休肝日を取って気付いたのですが、わたしにとっては、お酒を飲む=休憩してもいい時間 だったんです。
逆に、「お酒呑んでないときくらいは仕事や家事しなきゃ!」って。
ある日、1日中ブログを書いて、カンタンな家事を終わらせて、19時頃に入浴して、濡れた髪のままリビングでゴロンとしてたら
「何もせずにゴロゴロしてムダな時間過ごしてる…」と罪悪感。
でも、ぼんやりと考えてみると、今までこの時間はお酒を呑んでおつまみを食べてテレビ見てただけなんです。
ゴロゴロすることも、形が違うだけで「癒し」の時間として「ムダに見えるけど大事な時間」なのではとハッとしたんですね。(摂取カロリーは減ってるし)
これは、2週間ちょっとで気付いたことでした。
眠くなったら寝て、朝は目覚めスッキリ。ブログ書いて家事をしても、出掛けたり、1時間お風呂に入る時間がある。余った時間にはぼんやりしたり、テレビを見たり、ゲームをしてもいいんだ。
ホッとしました。
また、このぼんやりする時間で、ひと呼吸おいて頭の中を整理できるように。
記憶もハッキリしているので、それまで昨日と今日が点と点だったものが、線で繋がるようになり、頭がクリアな状態になりました。
メンタルの調子が良くなる
- 二日酔いで1日をムダにしてしまう
- 怠くて家事を手抜きしてしまう
- お酒を飲む時間のせいで他のことに手が回らない
- 寝る直前の記憶がない
- 言わなくてもいいことを言ってしまった
- ネットで衝動買い
- お風呂に入らず眠ってしまった
- お肌が乾燥で荒れている
- 遅くまで飲み食いしてむくむ
- 太った
- 化粧が乗らない…
数え切れませんが、飲み過ぎが原因の落ち込みは今思えばほとんど毎日あったように思います。
お酒を飲まなくなってから自分の行動による罪悪感は激減。
心穏やかに過ごすことができます。
禁酒で感じたデメリット
禁酒で感じるデメリットは少ないものの、大きな問題点も…
甘いものを食べるようになった
お酒を飲んでいたときは、脱水症状と低血糖からか水分&塩分&糖分を求めてラーメンを欲していたのですが、お酒をやめるとパッタリと欲がなくなりました。
お酒のカロリーを確保するために、朝食や間食を我慢する必要もありません。
その代わり…
好んで食べなかった菓子パンやアイスなど甘いものを食べるように。
甘いものとお酒、どちらの方が良いのかというと程度問題ではありますが…
- 酔わない
- 二日酔いにならない
- お酒+つまみのカロリーと比べたら…
1日、たった100円そこらで幸福感が得られるならこちらの方が健全ではないかと思います。
人間関係・コミュニケーションの問題
長らくお酒を飲んでいると、お酒を飲む仲間やコミュニティがあると思います。
わたしは、お酒をやめたら、コミュニティにいられなくなる不安がありました。
でも、永遠に禁酒はムリでも、心と体のメンテナンスのためにもしばらくお酒を休みたいと思い、ノンアルで飲み会に参加したことがあります。
禁酒しているというと、お酒は悪いもので、お酒を飲む自分を否定されたと感じられるようでした。攻撃的なことを言われたり、お酒を飲むことをすすめられたり、絶対にムリだと言われたりしました。
「どうせそのうち飲む」
この言葉が悲しくて、チャレンジしたい気持ちを認めて欲しいと思ったものですが、仕方がないんだと理解しました。
これから断酒や長期休肝日をする人は、(特に禁酒直後は元の生活に戻りやすいので)親しい仲間内でも、酒の繋りである場合は別の理由を付けて禁酒や酒量を減らすのがおすすめです。
しかし、飲み会を断ることで時間とお財布に余裕ができ、自分自身が本当に会いたい、会話したい人に会えるメリットもありましたよ。
禁酒・休肝日にはメリットがいっぱい
お酒の時間は楽しいしおいしい!
ですが、お酒を飲まないことにもメリットはたくさんあります。
- 仕事や家事などのパフォーマンスアップ
- 時間と心に余裕ができて日常が充実
- お金が減らない
- 体調が良くなり自然と笑顔が増える
- むくみ解消&カロリーカットで健康的に痩せる
お酒と程よい距離感を保つことができれば、時には飲み会で仲間とおいしさや楽しさを共有したり、食事と共にお酒を楽しむこともできるでしょう。
(ただし、休肝日3日目くらいまではつらいし、ときには二日酔いやお酒が原因の失敗も…)
禁酒・休肝日どちらも、いい面があります!
わたしは、年に1度は心と体「人生のメンテナンス」のために、約1か月の休肝日を設けることにしています。
お酒との相性、程よい距離感は人それぞれ。
お酒に振り回されず、上手に「イイとこ取り」していきましょう!
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▼この記事のもとになったレポ一覧